シニア劇団浪漫座

★ゲネプロ
　本番と同条件（舞台・衣装）で行う最終リハーサルの事。ドイツ語の「通し稽古」を意味する　Generalprobe （ゲネラールプローベ）の略。



という訳で１２月１６日は本番前日という事で、舞台設営、照明・音声の最終チェック、ゲネプロ等が行われました。

本番ステージで練習できるのは前日と当日の午前中だけ、最終確認に余念がありませんでした。劇団員は広いステージと照明を使った練習は初めての為、とまどうばかり。台詞忘れ、出トチ（登場場面なのに出忘れる）を頻発。照明はめためた。音響もおぼつかない。松尾氏のイライラは募るばかり。次第に語気が荒くなる。



特に最後のクライマックスシーンがうまくゆかない。声が揃わない。声が小さい。タイミングが合わない。台詞を忘れる。団員は焦るばかり。焦れば焦るほどミスを連発。

「さあ、うまくいくまで何回でもやるよぉー。あと５回ぃーーー」

４回までやった所でまたとちる。

「駄目、駄目ぇ～。また最初からやり直し。あと５回」

めげそうになる心に新たに気合を注入。集中、集中。やっとの事でなんとか形になったところで終了（でもまだ完璧だはない）。不安を残したまま本番に臨むことになる。

大丈夫か。どうする浪漫座、どうなる浪漫座。